今日の農作業<田植終了>

田植終了後、見栄えは確かによくない・

今日の農作業<田植終了>

ようやく、田植え終了


ほっとした。疲れた。そして、ビールがうまかった


3月下旬からの準備はこの田植えのためだった。田植えの日を決めて、そこから逆算して、作業を決める。決めた田植えの日が天気がいいと勝手に決めて・・・。


田植えは、その日の最高気温が、20度を超えればベスト、といわれている。要するに田植えによって、苗の根が切断されると、茎葉の力で新たな根毛が発生する。それを助ける自然条件というのが、20度Cの気温ということだ。


 逆にそれ以下だったら、その日は田植えには向かないということになる。だから、よく思うのだが、今頃の天気情報は田植えが適切な日かどうかということも伝えて欲しいと思うのは、私だけだろうか。


 幸いにして、今日は気温が20度Cまではいかなかったが、(最高17度Cくらいか)お日様が出たので、田んぼの水があたためられ、苗の活着(切られた根の代わり新たな根が発生して、根付くこと)の条件はベストではなかったが、ベターというところか。


 苗は、坪60株で田植機を設定、(50株程度にしたかったが、この田植機には50株の設定はない。)一株当たり、3〜5本、皆からは薄まきといわれる私は厚まきにすることはまるっきり意味の無いことだと思っている。


「有効茎」(稲穂が実る茎)を多く獲るよりも、一本一本の茎を太く、健全にして一穂の当たりの米粒数を多くすることのほうが、病気にも強くなるし、当然倒伏にも強くなる。一時期、「有効茎」を多く確保することが、多収穫への近道といわれたことがあるが、病気や倒伏のリスクを背負うので、私はその考え方には賛成できない。


 だから、厚まきした田んぼは、青々としてきれいであるが、薄播きした私の田んぼは、見栄えがぱっとしない。しかし、見栄えのよい田んぼが多収穫になるのか、逆の田んぼが多収穫になるのか、それは秋になればわかる。



<県農協労組が中央会へ申入れ>


 県農協労で中央会へ「不祥事問題」と「賃金不払い労働の解消」の件で申入れをした
中央会側は、常務、部長、課長二人の計4名、こちらからは、県本部の委員長他5名、私もその一名に加えさせてもらった。<span style="color:#66FF00;">「不祥事には本当に心を痛めている」
「いくら、コンプライアンスの遵守を叫んでも、減ってはいない」
「職員のモラルの低下が最大の原因」
「手口が単純で、いずれわかるような幼稚なことをしている」
「200万か300万の横領で、1000万の退職金をフイにしている。馬鹿としか言いようが無い」
「不祥事のシグナルは必ずある。管理者はそれを見逃しているか。見てみぬ振りをしている。それが一番の問題だ」
「職員間の酒飲みが極端に少なくなって、職員同士の牽制というのがなくなってきている。」
「上意下達の指揮系統で、職場で議論するという風習が無くなっている。」
「経営者も本気でコンプラのことを考えていない」
「待遇が悪くなったのも一つの要因」
「ただ、これらを改善するためには、JAの収益体制の確立がなんとしても必要」>


 これは、私たちが言った言葉ではない。開口一番、延々と30分、中央会の常務が捲し立てた。私たちもただうなずくだけ。


 私たちは、「これらの出来心的で単純な手口は、職場の不満に起因している。その不満の捌け口として、少人数でのグループ討議が有効と思っている。現場の職員の声を聞くシステムの確立を指導してもらいたい。」と。


「あなたたちの考えとはほぼ同じだ」「この声を中央会会長に十分伝えておく」
20分の会見予定が、約一時間になった。中央会の意気込みも十分感じた。


<余談として> 

中央会常務とは、私も含めて、参加したほとんどが旧知の間柄。だから、しゃべりやすかったのだろう。その言葉のハシハシには、辛らつな旧態依然の経営者への批判。自分も連合会労組の委員長の経験もあるから・・・。


 検査体制や管理体制の強化では、不祥事はなくならないこともわかっているし、現場の職員の不満が少なからず、「出来心」に繋がっていることもにもうなづいた。


 それに、広域合併してから、収入減による職員の「多重債務者」がかなり発生していることも認識していた。


 現場のことは、中央会の偉い様は、なにもわかっていない、と思っていたが、見直さなければ、と思った。
 ただ、「収益体制の確立」は我々もがんばって入るのだが・・・。


<今、職場では④>

 あるまじめな職員が倒れた。心と体のバランスを崩して・・・・。これは誰もが仕事のしすぎだと思った。営農センターの統合、決算の購買在庫あわせ。


まじめだから、一層悩んだ。統合による在庫合わせは困難を極めた。責任感から悩んだらしい。当然残業なんか挙げていない。月に100時間近くもの残業を・・・。


 一ヶ月以上の入院が必要だといわれた。彼の後はだれが引き継ぐのか。ババを引くのと同じだ。
 過労死なんて、遠いところの話、と思っていたがとんでもない。その一歩手前で、仕事を動かしている。成果主義という怪物が背中を押している