きょうの農作業/私のLA(ライフアドバイザー)の経験(第一回)

あぜ道に咲き始めた帰化植物のヒメオド

耕起ということ

 耕起作業といいましたが、農作業にとって耕起作業は稲作だけではなくて、すべての作物を栽培する上で、欠かせない作業なのです。要するに、土を掘り起こす、ということなんで

すが、今だとトラクターでやりますが、昭和の40年代は「耕運機」、その前だと牛とか馬がその役割をしていたのです。農業の近代化というのは、耕起作業の機械化の歴史でもある

のです。いわゆる発展途上国といわれるところは、その耕起作業を人馬に頼っているところが少なくありません。
 
 では、なぜ耕起作業が必要か、ですが、皆さん御存知のこととは思いますが、土1グラムの中に一万以上の微生物がいます。その微生物が、地中の肥料分を分解し、植物の根毛か

ら、それを吸収することを助ける、といわれています。その微生物はおおむね、好気性細菌と嫌気性細菌とに分類され、その好気性細菌が活性化することにより、植物の生育、養分の

吸収を促進されるといわれています。要するに、地中に酸素を供給することにより、細菌を活性化させることなのです。
 
 よく、「地力がある」という言葉を使いますが、「地力がある」ということはこの細菌の活動が活発でると言い換えても差し支えないと思います。

故に、経験則によって、耕起作業は農作業にとって欠かせない作業になっているのです。



私のLA(ライフアドバイザー)経験(第一回)

 昨日「LAの気持ち」ということでアップしましたが、私も3年前に2年間経験しました。そのときの経験を数回にわたって報告します。



 当時は、LAだけがフレックスタイム制をとっていて、10時から14時まで勤務すれば他の時間帯は自由でした。私の場合は、長年営農指導をやってきましたので、お客様の層は専業農家か第一種兼業が70%くらいでした



 そのため、具体的な契約の話は、日中の時間帯では難しく、勝負は昼時と夜が中心でした。それも短時間で効率よくするため、わかりやすい資料をつくること、と確実なアポを取ることが日中の主な仕事でした。



 それでも、日中はする仕事がなくて、時間をもてあましていたのが現状です。この「暇つぶし」をいかにするかというのもLAの一つの「腕の見せ所」でもありました。



 これは、詳述できませんが、私にはいい「暇つぶし」の手段がありましてそんなに苦労はしませんでした。(決してサボっていたわけではありませんよ)
他の人はその暇つぶしが大変だったように思えます。



 日中の推進は主に昼休み時を狙います。その人によって、昼食を採る前がいいか、それとも食後がいいか、違います。だいたい昼寝をする人は「前」しない人は「後」を狙っていきます。


ですから、話はセイゼイ、15分か20分、長くて30分の世界です。そこで、決める必要はないので、次回の訪問のアポを確実に取ることが、コツといえます。

 夜の推進は、これもまた事前調査が決め手となります。何時に農作業を終えて帰宅するか、食事の時間は、晩酌をどの程度するか、晩酌をしたあとでは話になるか、何時頃寝るか等々、それをインプットしてから訪問となります。それをうまくしないと、車の中で一時間も待つと言うハメになることもありました。



 それに、事前にその家の財布を握っているのは、主人か、奥さんかを十分リサーチしておくことが重要です。契約が決まったと思ったら、「主人に聞いてみないと」とか「母ちゃんに話してくれ」と言われたんでは、ひっくり返る可能性が大です。私も2〜3回この失敗をやりかしました。