JAの不祥事について

ハウス内の稲の苗。生育差がわかります

今日の農作業
幼い苗は温度に非常に敏感です
写真を見てください。
ハウスの中心部とビニール際では苗の生育状態が違います。中心部は緑で青々しているのに、ビニール側は色も薄く生育もよくありません。

これは温度の違いによるものです。中心部とビニール側では、一度Cも違わないんです。それなのにこんなに生育の差が出るのです。

発芽して間もないのにこんなにも違うんです。それだけ敏感なのです。その生育差を防ぐために、育苗箱を移動させます。要するに中心部をビニール側を入れ替えるのです。
これもまた楽な仕事ではありません。そうしないと田植えのときまた困るのです。(その理由は、田植えの際説明します。)



「JAの不祥事は何故なくならないのか」第3回
現場職員の気持ち、状況を把握することが、一番の近道

農協職員の不祥事は前述したとおり、幼稚でバレルとわかっていてもやってしまう、「出来心」的な要素が多い。このような行為は一時的に鬱積した不満とストレスが大きな要因として形成されていることはそんなに難しく考えなくても推定できるであろう。
では、どのような対応をとるべきか、ということであるが、とにかく、経営者は現場職員の不平不満に耳を傾けるべきである。「経営者はエライ」という意識を捨てて、徹底的に現場職員と対話をするべきである。現場の声を吸収しない経営は必ず失敗する、ということは、すでに教訓化された事実であるが、県内の経営者がこれを実行しているということを聞くことはまれである。
農協の不祥事は、意識的は計画的なそれとは違って、防げる要素は高いと思う。現場の声を聞けばすべてなくなるという確信はないが、かなりの部分防げる要素はあると考える。これを議論のたたき台として関係者の御批判を乞いたい。<終わり>