<ブログ雑記・・・下北紀行(四)・・・>

尻屋岬灯台です

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 そこを出て、道の駅の案内に脇野沢から蟹田へのフェリーの出発時間を聞いた。そしたら、15時半の出発だという。いま、15時20分。脇野沢港まで10分では無理である。


 案内の人がフェリーに待つことはできないかと電話してくれたが、すでにロープは外した、との返答であった。困った。「野猿公園」を見る前にその時間を確認しておけばよかったのに・・・と悔やんだ。


 とりあえず、脇野沢港へと車を進めたが、フェリー埠頭には船も車もお客さんとて一人もいなかった。腹くそが悪いから、その待合室に車からたまったゴミ類をゴミ箱に放り投げてすごすごと・・・・。


 今日、ここで車に泊まって蟹田に行くにしても明日の一便は10時半で蟹田到着が11時半だから、そしてフェリー代が5700円くらいだった。今、16時前だから油代かけても大湊、むつ方面に行って、横浜村の道の駅でキャンプして青森経由で蟹田に行っても10時前には付く、5700円もかける必要はないと判断した。それで338号線を大湊方向へと向った。



 陸奥湾はホタテ養殖など好漁場だといわれている。ホタテはうまい。それは恐らく、下北半島から流れている何本もの川による効果だと思う。ヒバやブナの原生林がほとんどの下北半島はそこからミネラルをたっぷり含んだ河川水が流出している。それも汚れもないままで・・・・


 脇野沢から大湊までの338号線はそんな穏やかな陸奥湾を右手に見ながら、軽快に走った。こちらは、津軽海峡側と違い、「みすぼらしい農村風景」がつづいている津軽海峡側の「新興住宅」はやはり「原発」が何らか関与しているとみて違いない・・・。


 大湊は軍港である。海上自衛隊の基地である津軽海峡のロシアなどの外国船などの往来に目を光らせている。人口の半数近くが何らかの形で自衛隊と関係があるとなんかで読んだ。しかし、道路からはそれがなかなか見えない。


 しかし、街の中に入っていくと金網越しに横文字の看板が目立つようになった。そして、入り口にはゲートがあって衛視が立っている。軍艦など入港しているのだろうが全く見えない。先だって、秋田港に「イージス艦」が入港していたのでまあそれと同じだろうと勝手に解釈はしたが・・・・その金網沿いは結構長かった。



 脇野沢から道の駅「横浜」までは約2時間であった。途中338号線から279号線に変わってなんかすることになる。もうちょっと行きたかったが、6時になれば日没になるので、その前に「デナー」の準備もあり、道の駅「横浜」でキャンプすることにした。