<ブログ雑記・・・下北紀行(二)・・・>

尻屋岬の寒立馬

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9月10日
 昨夜は、結構な雷雨があった。それはそれとしても、ホタテと秋刀魚は最高であったがなんせ箸を忘れてきた。なんかで代用できないかと思い、思案したがもってきたナイフで代用するしかなかった。まあ、大体こんなもんなんだが、とあきれ返ったが・・・


 朝、7時尻屋崎のゲートが開く、ここの岬の「売り」である「寒立馬」を保護するために管理人がいる。その管理人がいるうちはゲートは開くのだが、いない夜間などはゲートは閉じている。


それまで朝食(前日買った弁当と秋刀魚の残ったもの)済ませて灯台に向かった。風が強い。向かいには津軽半島と北海道が見える
。秋田でいったら入道崎といったところか、東側なので朝日が見えるかなと思ったら、天気が悪い。仕方ない。


それでも7時すぎにはお日様が出てきて、灯台含めて海岸が非常に綺麗だ。しかし、この灯台、今はやりのGPSがあれば必要なものなのか・・・・と思いながら運転していたが、アスファルト道路のど真ん中になにやらもっこり。馬糞である。


名物の「寒立馬」の馬糞である。野生の馬という売り物であるから、仕方ない。それを一生懸命回収している軽トラのおじさんがいた。ご苦労なことである。


 尻屋崎をぐるっと回ると先端に尻屋という集落がある。(だから「尻屋岬」なのだろうか)みすぼらしい漁村と思っていたが、どっこい近代的な「新興住宅街」といっても差し支えない住宅群が目に飛び込んでくる。「みすぼらしい漁村」では決してない。


観光が支えているわけでもない。尻屋崎はそんなに人が集まるようなところではない。そう思っていると、道路にゲートがあってそこに何十台もの軽トラが並んでいる。漁師姿である。それも潜りの格好である。恐らく、あわびとか、サザエの類の漁であろう。


そんな漁業が支えているのか。そう思っているうちに、巨大な「工場」というか建物群落が現れてきた。昨日も通ったが暗くなっていたのでわからなかった。「三菱マテリアル」とか「日鉄工業」の看板がかかっている。そういえば、尻屋集落にもその名前の団地があったことを思い出した。


よくよく見るとそれが、尻屋岬港と繋がっていて、大型の貨物船か運搬船に鉱石なのかどうかはわからないが積み込まれている。もしかしたら石灰系統の鉱石ではないだろうかと勝手に推測した。この辺はカルスト地形なのか・・・・こんな半島がカルスト地形だなんて考えられないのだが、カルスト地形だったら、鍾乳洞なんかもあるはず・・・・ちょっと頭が混乱してくる。



 それにしてもどのような大企業と漁業で「新興住宅街」が形成されているのか・・・なんかで調べてみなければならない。