<今、職場では・・・若手三人の会話・・・>

hatakeyama10262007-10-02

<今、職場では・・・若手三人の会話・・・>


I君は30代の独身。購買業務についている係長。T君は営農支援課、いわゆる集落営農をサポートする業務、既婚で30代半ば。N君は営農指導員、20代後半独身。その3人会話である。


I君「9月末で恐怖の棚卸だ。9月20日頃から、残業が続く。10月20頃まで。土日もない。恐らく、深夜にわたることもあるだろう。在庫が帳簿と合うまでやらされる。合うはずがないのに・・・・」


T君「今年から、転作の実施主体が農協になった。農協でやらなければならなくなった。それで、私が担当にまわされた。今まで3人でやっていた仕事がひとりでやらなければならなくなった。お前は若いから出来る・・・だって。馬鹿にするなっていうんだ。残業は月50時間もしている。しかし、手当は半分程度。頭にくる。」



N君「今年、指導員が一人減らされた。オレは、作物(稲作)担当だったが、花もやれ、となった。何にもわからないオレがやれるはずがない・・・花卉農家だってハタ迷惑だろうが・・・花の集荷は土日関係ない。ここ2ヶ月全くの休みなし・・・どうしてくれるんだ。」



I君「大体、農協の経営が大変だ、大変だ、といって人は減らすは、ポーナスは減らすわ、でそれで仕事は増える。この前だって、農薬の売り上げが前年より減った、といってその原因を追及された。米の値段が下がって、農薬だって農家みんな控えざるを得ないんだ、そんなこともわからない経営者・・・現場を見ないで、数字ばっかり追っかけている・・・」



T君減反業務なんて収益の上がらない仕事だから、そこに多く人は使えないだって・・・収益が上がらない仕事だから、オレだけ四苦八苦してもいいのかよ。こんなに苦労しても共済推進は皆と同じ。全く割に合わない。」


N君「オレは、もう辞めようと思っている。どうせ、農協は右肩下がり・・・これからよくなる状況ではない。いづれ、基本給も下げられてくるに違いない。年を取ってからの転職は無理だから、今のうちに別の職を見つけておきたい。」



I君「オレもそう思っている。この前専務と飲んだとき、寄った勢いでそのことをいったら、怒鳴られた。若手のお前らがそんなこと言ってどうするんだと・・・だったら、仕事をもっと楽にしてよ・・・そんなこともしないで・・・堪忍袋の緒がきれる・・・」


T君「オレもおんなじ考えだ。大体、経営者なんて現場の職員の気持ちなんてこれっぽっちもわかろうとしない。自分たちでやってみろっていうんだ・・・農家に直接接してそして、怒鳴られるつらさ・・・そして、農家から苦情がいくと、処分処分でわめき散らす・・・」


N君「この三人のうち、誰が一番先にやめるかだなあ・・・
<写真は、秋田駒、馬の背からの連続写真をつなぎ合わせたものです>